ベッドの設置で生活環境の改善を

◆現場：東京都内

◆ご希望：不用品を片付けベッドスペースを確保したい

◆回収量：１ｔトラック

◆作業内容：期限切れ食料品や雑貨回収と洋服の整理

今回は介護ベッドを設置できず困っている介護支援専門員さんから相談を頂きました。要介護の方は足のむくみ、腰痛のためおひとりで立ち座りが困難でありベッドの導入を検討しています。但し現在の生活空間にはお布団をひくスペースもなく部屋中にものが積み重ねられ、その上で寝起きしているという状態です。ご本人はそんな状況を苦痛に感じることもなく生活を続けていたようですが、今回介護支援専門員さん、ご家族の説得もありベッドのスペース分だけ荷物を整理することを了承され作業を進めることになりました。当日ご本人が不在であったため、室内を撮影することは出来ませんでしたが、思い切って全てを整理、生活環境を見直す必要があると感じるレベルのお部屋です。このような状態にある方がよく言われるのが、部屋にあるものは“すべて不要品ではない”からと、回収、廃棄にはご承認頂けず、そのまま保管を希望されることです。この方もやはり例外ではありませんでした。しかし移動や保管するスペースもなく、箱に入れ同様の状態である隣部屋へ無理やり移すこととして空き缶（ジュース類）、空き袋（お菓子などの食べ残し）などは処分することと致しました。このごみだけでも１０袋ほどになり、その他と合わせ約トラック一杯分にもなりました。何とかベッド一台分のスペースが確保出来ましたが以前、物に囲まれての生活になります。元介護職関連にいたものとして安全面を考えると、もう少しお手伝いしたいとの気持ちを抑える事が出来なかったのですが、介護支援専門員さんとのお話で第一段階としてここまでやれたことは大きな前進。また整理をお願いすることで経費も余分にかかってしまうことにはなるが、今回はここで終了する事としました。若干心残りに感じる現場となりましたが、是非また近いうちにお手伝いが出来ることを願っています。