退院前のお部屋の片付けとクリーニング

ご両親が退院するにあたって介護用ベッドが必要と認定された息子さんからのご依頼です。今回はリビングに置かれたソファーの位置を利用しベッドスペースを作る事、同時に物置として使われている部屋を片付けたいと相談を頂き訪問いたしました。物置として使われている部屋には引越し時に入れた荷物が約１０年間そのまま放置された状態であるとのことで、この機会に整理したいとのご要望です。物置部屋を拝見すると荷物が高く積み重ねられ人が入るスペースもない状態ですが、整理すれば介護ベッドを置いても安全な動線も確保でき、リビングにいるよりかは良い環境が作れそうに感じました。当然狭いリビングに置くと決められたには介護を行う上で何かしらの理由があるはずと思われます。念のため話を伺うと室内の電気は使えず、蛍光灯も点かないためにやむなく物置としており、ベッドを入れることは出来ないとのことでした。ご家族の了解を得て何かの原因があるはずと点検してみましたが、実は何も問題なく点灯することが確認できました。結果的にはご家族の勘違い、思い込みでこれまで一部屋を有効に活用できなかった事になりますが、そこは今後の生活を如何に快適に過ごせるかが重要です。病院との確認は必要ですが、ベッドの設置場所を急遽変更する事としました。家族の方もソファーを廃棄することなくこれまで通りリビングでの生活空間を保つことが出来てとても喜んで頂くことが出来ました。ただ片づけるだけでなくその後の生活も考えて作業をすることが大切だと感じた現場でした。そして今回クリーニングのご依頼もいただき行っていますので次の機会に報告できたらと思っております。